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株式会社ToCasa 設計士 「河野 和宏のブログ」

こんにちは。
 毎月7日は母の命日です。今日は存命であれば米寿になります。
平和を宏という意味で和宏と名をつけていただきました。
厳しくもあり優しい人でした。
母のすべてに感謝をしております。生んで下さり、育ててくださり等。

 話は変わりますが、品確法の耐震等級2の家(長期優良レベル)が二回目の震度7(熊本)で倒壊した物件についてです。当然に壁充足率、水平構面は計算されていたのです。ただ、柱及び壁の直下率が低い建築物でした。品確法では、直下率は義務付けされていないです。壁荷重等も。
許容応力度計算をすれば、大きい材料ばかりになり大きな梁が増えて、建築費が上がります。計算しないことは、感で建築をしている事になります。
倒壊した建築物件の直下率は17.8パーセント、基本60パーセントは最低限必要です。できればそれ以上にしたいですね。
無理なデザイン、窓の配列、一階、二階の窓ずれ建築士の自我により無理な事、また、施主が無理な間取を要求した時に、はっきりと大きな地震時に壊れる可能性がありますと、建築士が伝える事は大切かと思います。
最近は、インスタ等でおしゃれな階段、吹抜、デザインなど目にしますが、これは危ないと思う事が多いですね。また、施主が安い住宅用ソフトを購入して間取を作ると、時間と労力をかけてものに執着して譲らずにいても、耐震上できない事をお話します。気分を悪くされる方も、信用してくださる方も、他社にて(できます)と、いわれて、そちらに行かれる方等、様々でしょう。
でも、その代償は施主が払う事になります。
直下率は大切ですね。もちろん、全棟許容応力度計算、耐震等級3は常識です。
 昨日もトルコ、シリアで大きな地震により多数の亡くなられた方々がおりました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
原因は建物の倒壊によるものがほとんどです。

日本は世界一の地震大国である事は周知の事実です。
備えあれば憂いなし。

家族の安全、安心、健康を守るため、幸せな生活をするために家は建てるものかと思います。
もちろん、デザインは大切ですよ。

一意専心ただひたすら高性能住宅を、高耐震住宅を追い求めていきます。
(株)ToCasa代表取締役社長               河野 和宏


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