一

こんにちは。

　一は多で多は一でできている。

人だって、細胞、タンパク質、臓器等の多の組み合わせによって生きている。

生物も、物体だってそのことは変わらない。

住宅建築においても多数の部品の組み合わせで出来上がっていきます。

釘、１本だって大切な部位ですね。もちろん木材、断熱材は大切です。

　その一つ一つの部材、仕様によってその会社の（心）がわかります。

多の組み合わせのの中の一の家造りを真剣に考えて、仕様決めをしていく、方向性はブレてはいけない。目先の一棟のため、お金のため、労力のためにブレて手を抜くと築き上げたブランドは、

くずれてしまいます。

　これから住宅業界は変換期を迎えます。４号建築物の特例について、省エネ等級6.7の増設について、構造計算、省エネ計算の義務化。（気密測定も義務化してください。）（弊社は設立より実行しているので問題はありませんが、）一から多、多から一の家造りとは、すべての部材選定に細心の注意を払いながら行う事、それらがもとの設計施工をすることです。

　バランスよく、性能よく、考え抜いてこそ命の仕様になります。

時代とともに進化はしますが、ブレてはいけませんね。お客様に失礼ですから、（もちろんOBのお客様にも、）

　インフレが止まりませんね、世界的にも紛争は絶えずあります、国内にも悲惨な事故事件が増えました。この時代、今、私にできることは、一の家が多くの人、物に影響を与え少しでも地域、社会に貢献をすること。そして一人ができる事は限られているが、家造りを通して多数に影響を与えていきたい。

　また、刺激を受けたい。　丹念と勇気をもって精進する。

(株)To Casa代表取締役

　　　　　河野　和宏