青

こんにちは。

　雨が上がり青空が見えます。

工務店を立ち上げた時の思いとか、高気密　高断熱　高耐震　自然素材といった。計算手続き、施工、仕入れに手間暇かかる事に情熱を注ぎ思慮するのか？しないか？それぞれの工務店さんによって様々でしょう。

でも、ブレたらいけない正しく変化するなら良いと思うが、ブレたらいけない。

性能を落とす、気密、断熱、素材、耐震。過去にカッコいいこと言っていたのに、ブレた会社の話が、昨日ありました。

　一つはデザインです、日射等配慮しない庇（軒の出）のない家を作り出す。サッシをアルミ、ペアガラスに落とす。断熱材の性能を落とす。気密測定をしない。耐震をやらない。いろいろあると思います。

　少し成功すると、欲が出てきて基本を忘れる。よくある事ですね。

求不得苦ですね、人間の欲望は際限がない常に支配欲、金銭欲、承認欲等に心奪われ初心を捨てていく。それは、際限のない苦しみです。そこには、他と比較ばかりする小心の心しか残らない。それに、（数は増えて、仕事は増えたのに作る家が昔の方が楽しかった。）と社員に思われたくないですよね。よく聞く話です。

これから住宅産業は衰えるだけ、今、ここで、良い家を作る折れない心が大切だと思います。

　弊社はブレたくない。地域循環型工務店。工務店はあくまで地場産業であることを念頭に極力、地場の材料、地場の職人を使いながら高性能住宅のみを作る。

住宅専門会社と決まっていて、これは変わらない。会社を大きくするより、数を増やすより、今できる事を全力でやりきることに尽きると思います。

　国産材100％のｊパネル（CLT）の一枚板で内装ドア、階段踏板を標準にしていこうと思ってます。

ブレずに進化していきたい。世のため、地域のため、人のため。青空のために。施主様のために。

(株)To Casa 代表取締役

　　　　　河野　和宏