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株式会社ToCasa 設計士 「河野 和宏のブログ」

 こんにちは。今日から新年度が始まります。少し肌寒く曇った空模様ですが、すがすがしく新年度をスタートしたいですね。今季は十期目になります。何一つバックボーンのないところから始めて、10年目の佳節を迎え、感慨深い思いです。これまで支援をしてくだされたお客様、協力業者の方々に心から感謝いたします。

 設立からブレずに、性能にはこだわってきました、それは正解であったと思います。

 この5月より再エネ賦課金と言う名の税金がまた上がります。電気代金の上昇はとまる気配がありません。また、地球環境を考えても高気密高断熱は必須です。来年より省エネ計算提出が義務になりますが

 まだ、甘い数値です。徐々に厳しい数値に変えるようです。厳しい数値の方で(等級6,7)で建築計画をしないと、数年後に不適格建築物になる恐れがありますよね。

耐震についても、等級3が当たり前になります。(許容応力度計算)これは4号特例が縮小されるからです。今は、木造住宅300平米以上とかなり甘い縮小ですが、大きな地震が多くそのたびに家屋の倒壊、全壊、半壊と取返しができない状態が多ければ当然に厳しくなりますね。

 ですから、今から耐震等級3以上(表層地盤増幅率により)3を超える性能+制震装置の設置を標準にいたしました。これも、基準が正当に厳しくなっていくと、今の基準では将来に不適格の物件になる可能性はありますよね。

 家造りには10以上必要不可欠なことがあります。

高気密、高断熱、高耐震、自然素材、計画的な換気システム、周辺環境敷地環境法規制、

スケルトン設計、間取り(採光、通風、家具配置、生活動線、家事動線)、資金計画スケジュール、

人柄作り手とお客様の相性等諸々とあります。

これらを重視しない工務店メーカーがまだ多いと思います。

この十の事は私の場合初回面談の時時間が許せば、20項目をお話をさせていただいております。

 これは、独立する前から勤め人の時代よりブレてはないと思います。

家は家族の幸せのため、そして地震等の災害から家族を守るために、ヒートショック等温度差のない快適かつ高熱費のかからない家が大切ですね。

 デザインももちろん大切ですが、十年後この家でよかったと思えるデザイン、流行りを求めると

アーあの時代流行った家、古びた感じが出てしまいます。

 地震による揺れ、雨をいかに早く地面に逃がすか?これは形で解決できます。

奇抜なデザイン、仕様、変則的に屋根のかけ方は避けるべきかとは思います。

飽きの来ない、そして、十、十五年後この家で家族が守られ、幸せを実感できる形が住宅では必要かと思います。無理なスパン、変則的な間取り(告示、ルール)を無視したデザインは力技で耐震とれますよ、でもお金無駄にかかります。だからそのような提案をするところは耐震を考えないようにしているのです。たとえ、等級3とれても(許容応力計算)大きすぎる木材は変形、反り曲がり割れが発生しやすく、長年にわたり安全なのか?疑問はあります。

 私どもは今できるすべての最新の耐震、気密、断熱でお客様を守りたい十の実践と思っております。

十年の佳節にふさわしく更なる、進化をしたい、今考えているのは脱プラ、蓄熱、優れた調湿等もろもろとありますが、この物価の上昇と重課税、金利上昇等の中どこまで行きつけるか?

 挑戦の連続になります。

(今の自分を知りたければ、過去の己を見なさい、将来の自分を知りたければ今の己を見なさい。)

これはお釈迦様の言葉です、すべては今をどのように生きていくか何を考えて行動するか?

これが大切だということですね。

 思いはやがて言葉になる。

 言葉はやがて行動になる。

 行動はやがて習慣になる。

 習慣はやがて運命になる。

これは、マザーテレサの言葉です。

思いと、実践が大切ですね。

 社会は戦争の影響、コロナ禍の影響、災害の影響、政治の腐敗と暗い事が多いですが、

善因善果、そこの所は自己責任なのかもしれませんね。

 十期目の今年住宅産業は不景気が続きますが頑張っていきます。

河野 和宏

To Casa 低燃費の家 宿泊体験できる展示場

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